髪の毛がハゲ始めてから対人関係で悩む人は多いと思います。
無人島に1人で暮らしていたらハゲていても何も気にならないはずなので結局みなさん悩むのは世間体とか対人関係ですよね。
そこで私がハゲてからの対人関係についてどのようにしてきたかをお伝えていきます。
私がハゲ始めたのは30歳の時です。
若ハゲと言われる年代ということもありますし、20代はむしろ髪が多いほうのフサフサだったので家族や友人にも自分がハゲてきているのを見られたくもないし知られたくもない状態でした。
その頃から常に帽子は被るようになって店でも人の家の中でも被っていました。
一緒にいた人からすれば「なんで?帽子取ったら?」と思われていたでしょう。
32歳で坊主頭にしてもまだハゲてることを人には言えずこれはメンタル的には良くなかったですね。
このときに「ハゲてきたから坊主頭にした!」と人に言えばもっと楽になれたのかなとは思います。
ただハゲていて得したと思ったことが全くないわけではありません。
私は36歳で転職をしたのですがそこで面接した経営者が同じようにハゲていたのです。
さらに主任もハゲていました。
これは必ず採用されると思っていたらやはり採用されました!
実際には私がハゲていたことで採用に繋がったのかはわかりませんがハゲ仲間と思われたのは間違いないはずです。
とは言え上司2人がハゲていたので私も自分のハゲについては何も触れることは出来ずにいました。
職場でハゲネタはタブーだったわけです。
4年後にまた転職するのですが今度の経営者はフサフサでむしろ私は坊主頭で採用されるか不安でしたが無事に採用されました。
この職場には30歳の同僚がいて彼はオープンで明るく自分の髪が薄くなっていることも普通にネタにしてしまう人でした。
最初に見たときはちょっと驚きましたが見ていて凄く楽そうなんです。
「なんかいいなー」「むしろ楽しそう」とすら思いました。
その環境でならと思い
私もハゲてることを色々と話すと本当に気が楽になりました。
「ああ、こんなことならもっと早くオープンに話しておけば良かった」と実感しそれからはハゲていることは自分から言うようになりました。
もしも以前、初めて地元の皮膚科で診察を受けた時に、
頭皮を覗き込む看護師に対して私が
「いやー、まさか31歳で髪が薄くなるとは思ってなかったですよー!」
と明るく言えばあの殺伐とした雰囲気を味わうこともなかったはずです。
不思議なもので
こっちが逃げると相手は追ってきますが
こっちから前に出ると相手は出てはきません。
自分からハゲていることを話すようになりメンタルヘルスはかなり改善できました。
いきなり同じようなことをするのは難しいとは思います。
私もオープンに話せるようになるのに結局10年かかっていますから。
ただ、もっと早くオープンに話せる機会はあったわけで自分でそのチャンスを潰してしまっていました。
特に最初に話すときはかなり勇気が必要です。
まずは美容院や床屋など頻繁には会わない相手に少しづつ話していくのもいいと思います。
もし、自分がハゲていることで対人関係について悩んだりしている方はそのことで暗くなることはないのです。
事実を認めて明るくオープンにすることでメンタルヘルスの改善になることもありますから1つの事例として参考にしていただければ嬉しいです。